レディーバードのつぶやき

ちょっとだけ心に余裕をもって生活したいよね。

親子でできる簡単なフーとハーの実験

先日、保育園に息子を送っていくと、先生と子どもたちがこんな実験をしていました。
息をフーと吐いた時とハーと吐いた時でどう違う?というものです。
「ハーの方があったかい!」と、子どもたちは口々に言います。
「そうそう、みんな当たり」と、私は心の中で言葉をかけつつ、「先生、なんで?」と質問したくなってしまいました。

子どもたちの中には、その理由を聞く子はいなかったようですが、私は子どもの頃からずっと疑問に思っていました。
大人になった今こそ、その理由を解決してみたいと思います。
調べてみると、フーとハーの温度差や体内と外気の圧力の差、それによる巻き込む空気が関係しているようです。

唇に掌を近づけてフーとするのと、掌を離してフーとするのとでは、どんな違いがあるでしょう。
唇の前でフーとすると、息はかなり温かいです。
その掌を徐々に遠ざけつつフーとすると、息が冷たくなっていくのが分かりますよね。
つまり、フーの息が口から出る時は温かく、徐々に冷たくなっているのが分かります。
これはフーの息が、細くした唇から速いスピードで出ているからです。
細く早い息は外気を巻き込んでいくので、温度がだんだん下がっていくわけです。

ハーの方はどうかというと、こちらもフーの時と同じように、唇の前では温かく、少し離すとぬるくなるのが分かります。
でも、フーの息ほどは冷たくなりませんね。
これは、ハーの息が開いた唇からゆっくり出て行くので、一つの塊となって出た息は、外気に触れても冷たくなりにくいんです。

気が付けば、真面目に掌に息を吹きかけている自分がいました。
これで、フーとハーの仕組みが分かりましたね。
普段当たり前のようにしている動作も、その理由を解明してみるのっておもしろいですね。
この実験、早速息子とやってみたいと思います。